第3章 公開用映像作成のポイント
3-3 公開用映像の編集体制
ポイント
- 撮影班の映像データは、速やかに編集班に受け渡す必要がある。
- 編集の容易さから、映像の標準フォーマットは、MP4形式、HD規格 1280×720px及び60fpsを基本とする。
被災状況調査で撮影したドローン映像は、調査資料として公開されることを前提とし、撮影後に素早く編集作業が行える体制を整えておくことが重要である。
まずは、編集班に映像データが速やかに届く必要があるが、例えば4K以上の解像度の映像の場合、撮影した映像がすぐに数ギガバイト級になる(図3-7)。このため、大容量のファイルを転送又は移送できる体制の構築もまずは重要である。そして、迅速な編集ができるように、以下のような体制の整備を図る必要がある。
なお、映像の標準フォーマットは、MP4形式、HD規格 1280×720px 及び60fpsを基本とする。
【編集体制】
- ① 高画質な映像を編集できるPCの確保と、分散作業を可能とするための一般PCでの作業の役割分担の確立(HD以下の動画編集は一般PCで行う等)
- ② 画像処理に必要なソフトウェアと人材の確保(育成)
- ③ 編集体制の明確化(例えば、速報版は職員が編集できるようにし、ダイジェスト版は委託して作成する等。速報版の編集も委託する場合は、災害時の体制を確保してもらうことを契約上担保する等)